日本初の、ベンチャーキャピタルと大企業によるサーチファンド出資専門ファンドである「ICJ1号ファンド・オブ・サーチファンド(ICJ1号FSF)」から出資を受け、サーチ活動を開始するまでの具体的なステップと、よく寄せられるご質問への回答を、こちらのページでご紹介します。

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0:「サーチファンド活動」の全体像を理解する

1:ICJ1号FSFの中身を理解する

2:ICJ1号FSFへ出資依頼のコンタクトをする

3:書類審査/面接を受ける

4:最終投資委員会を受ける

5:他の投資家を集める

6:正式投資契約を締結する

7:出資金を受領する

→サーチ活動開始へ

0:「サーチファンド活動」の全体像を理解する

サーチファンドとは、自らファンドを立ち上げ、10人以上の投資家から資金を集め、その資金をもとに買収先の企業を探索し、実際に企業を買収・経営し、最終的にエグジット(売却等による回収)を目指す仕組みです。

この一連のプロセスを進めていくには、まずその全体像と各ステップの意味をしっかりと理解することが重要です。
特に、資金調達を行った後に自分が何をすべきか、どのような取り組みが求められるのかを具体的に把握しておく必要があります。

これらを学ぶには、下記の方法がおすすめです

・本サイトの記事「サーチファンドの仕組み」を読む

・本ファンドが随時開催している「サーチファンド説明会」へ参加する

・IESEのJanSimon教授の著書「Search Funds & Entrepreneurial Acquisitions」を読む

※既に、海外のMBAなどで、サーチファンドの授業を受けており、こうした基礎知識について十分お持ちの方は、そのまま次のステップにお進みください。

1:ICJ1号FSFの中身を理解する

次に、**ICJ1号ファンド・オブ・サーチファンド(ICJ1号FSF)がどのような構造を持ち、サーチャーに対してどのような支援を行い、逆に「どこまでを支援対象としないのか」**を理解したうえで、ご自身が本ファンドから出資を受けるべきかどうかを、ぜひご判断ください。

これらの判断の材料としては、主に下記の2つのリソースがあります。

・本サイトの記事「ICJ1号FSFの構造と仕掛」を読む

・本ファンドが随時開催している「サーチファンド説明会」へ参加する

 

※以下のような期待をお持ちの方は、当ファンドの支援内容とは合致しませんので、エントリーをご遠慮いただいた方がよいケースとなります:

【本ファンドとそぐわない例】

「サーチャーとして採用されれば、ICJがすべての資金集めを担ってくれると思っている」

買収先の中小企業はICJが紹介してくれて、自分はその中から選べばよいと思っている」

買収後は、1社の株主のもとで雇われ経営者のように働きたいと考えている」

 

 

2:出資依頼のコンタクトをする

以上の内容をご確認のうえで、ICJ1号FSFへの出資要請をご希望の方は、下記のフォームよりご応募ください。

ご応募内容を確認次第、本ファンドより2営業日以内に折り返しご連絡いたします。

※万が一、3営業日を過ぎても連絡がない場合は、お手数ですが、当社代表電話(03-6421-7555)までご連絡いただき、
「ファンド応募に関する返信が届いていない」
旨をお知らせください。

▼ICJ1号ファンドオブサーチファンドへの応募リンクはこちら
https://share-na2.hsforms.com/2nLH5f3HxQ3-mRn-36gQZzw406gvq

 

3:書類審査/面接を受ける

ご応募いただき、必要書類を受領後、まずは書類選考を実施いたします。

書類選考を通過された方には、本ファンドの投資責任者5名の中から2名とのZoom面談を受けていただきます。
また、本ファンドの出資者である高島屋および三菱UFJ信託銀行の担当者との面談も、並行して実施させていただきます。

このため、全体として4〜6回程度の面談を受けていただくのが一般的です。

すべての面談が終了次第、最終的に投資委員会に進んでいただけるかどうかを、本ファンドよりご連絡いたします。

4:最終投資委員会を受ける

ここまでのプロセスを通過された方には、本ファンドのGP(無限責任組合員)5名全員が参加する投資委員会へご出席いただきます。
当日の議論を踏まえ、最終的な投資判断を行います。

投資委員会の準備に際しては、初回面談を担当したGPメンバーが主担当となり、プレゼンテーション内容や想定質疑などの準備をサポートいたします。

投資委員会は、対面またはZoomでの開催となり、応募者ご本人には以下の2つのプロセスにご対応いただきます:

・ご自身のサーチファンド構想についてのプレゼンテーション(約5分)

・GP5名からの質疑応答への対応(30分前後)

質疑応答終了後、応募者の方にはご退出いただき、GP5名による協議を経て投資可否を決定します。
その後、速やかに結果をご本人にご連絡いたします。

5:他の投資家を集める

当ファンドの投資委員会を通過された方には、
「残り〇〇名以上の投資家を集め、総額〇〇万円以上の出資を獲得できた場合、正式に資金〇〇万円を提供します」
という内容のLOI(Letter of Intent:意向表明書)を発行いたします。

このLOIを活用することで、他の投資家候補に対して、

「ICJ1号FSFから出資の意向表明書を受領済であり、その背後には三菱UFJ信託銀行や高島屋といった有力企業が出資している」

と伝えることができ、出資交渉をより優位に進められる可能性があります。

また、この「他の投資家を集める」フェーズにおいては、必ずしも現職を退職して、資金調達に専念する必要はありません。
現職を継続しながら活動を進めていただくことも可能です。

6:正式投資契約を締結する

こうして、本ファンドを含め、10名前後の投資家から出資のLOIを受け取ったら、全投資家との正式投資契約を締結します。

この契約書の雛形などについては、今後、本ファンドからも提供を行う予定です

7:出資金を受領する

以上のプロセスがすべて終了したら、自分で設立しておいた「合同会社」に対して、本ファンドを含めた10人前後の投資家から、資金の振込を受けます。

こうして、手元に資金が潤沢にある状況を整えたら、最長2年間の「サーチ活動」を開始することとなります

FAQ

Q:応募には海外MBA卒業などの経歴が必要でしょうか?

A:不要です。ICJ1号FSFでは、海外MBA卒業生だけでなく、事業会社で高い実績を挙げた方や、スタートアップ企業の経営で揉まれた方、その他、サーチファンド組成にチャレンジし、経営者になることを志す方全般に、幅広く門戸を開いています

Q:出資を受ける段階で勤務先を退職する必要がありますか

A:上記プロセス説明のステップ5でご説明している「残り◯◯名以上の投資家を集め、総額◯◯万円以上の出資を獲得できたら、正式に資金◯◯万円を提供します」というLOIを受領した時点では、退職の必要はありません。ですが、ステップ7の出資金を受け取る段階では退職を行い、サーチ活動に100%の時間が使える状況を整えて頂く必要があります。

Q:投資委員会通過までどのくらいかかりますか?

A:すべてが順調に進んだ場合、応募から投資委員会通過まで、およそ一ヶ月程度となります。

Q:ICJ1号FSFから出資する金額は、500万円に固定なのでしょうか?

A:固定はされておらず、応募してくる御本人が、いくつかの情報を基に、自分に必要な資金量と、自分が集めようと考える投資家の人数によって、決定してください。あとは、その金額の説明に、本ファンドが納得すれば、問題ありません

Q:応募前に、説明会などへの出席は必須でしょうか?

A:不要です